UI/UX改善 提案書

ROI探偵事務所(株式会社Playground)

1. 提案概要

目的

ROI探偵事務所のWebサイトにおいて、リリース時の仮対応となっていたUIを改善し、ユーザー体験の向上と業務効率化を実現します。特にJavaScriptを用いた改修が技術的に難航している部分を解消し、サイトの機能性・操作性を引き上げます。

想定する成果

  • サイト訪問者の離脱率低減(操作性向上によるエンゲージメント改善)
  • 問い合わせフォームやCTA導線の最適化による転換率の向上
  • サイト運用担当者の改修工数削減(技術サポートによる内製化促進)
  • JavaScript機能の安定稼働による継続的な機能拡張の土台構築

スコープ

今回実施すること:

  • UIの課題整理とユーザビリティ診断
  • JavaScriptを用いた重点改修箇所の特定と実装支援
  • スポット改修(即時対応可能な箇所)の実施
  • 継続的なコンサルティング体制の検討・設計

今回対象外とすること:

  • サイト全体のリニューアル・リブランディング
  • バックエンドシステムの刷新
  • 大規模なインフラ移行

2. 現状整理(調査結果)

ヒアリング内容の整理

  • リリース時期:2025年4月にROI探偵事務所を公開
  • 背景:リリース当初は「とりあえずの対応」でローンチし、UIの精度に課題を認識
  • 技術的課題:JavaScriptを用いた改修が社内リソースでは対応困難
  • 改善ニーズ:UXの向上、サイト内の細かい改修、機能追加の実施
  • 支援体制:企画提案から実装までの一貫した支援を希望
  • 予算:スポット改修は案件ごと、コンサルティングは月額20〜30万円を想定
  • スケジュール:選定次第着手。スポット改修を先行し、効果を見てコンサル契約を検討
  • 技術要件:JavaScriptでの改修対応、リモート・オフショア・ニアショアでの対応可能

想定されるユーザー特性(仮説)

  • 企業の経営層・事業責任者がROI試算や分析ツールを求めて訪問
  • Webサイトでの操作に不慣れな層も含まれる可能性
  • ビジネス文書として信頼感のあるデザイン・動作が求められる

3. 課題構造の整理

分類 内容 影響
UI リリース時の仮対応による視認性・操作性の低下 ユーザーの離脱、ブランド信頼性の低下
UX 導線設計・インタラクションの最適化が不十分 問い合わせ・CV率の機会損失、利用満足度低下
業務 JavaScript改修の技術難度により社内工数が逼迫 改修の遅延、新機能追加の停滞、担当者の負担増
事業 サイトのパフォーマンス低下によるリード獲得機会の損失 売上機会の減少、マーケティング投資効果の低減

4. 改善施策案

  • 施策1:UI診断とクイックウィン改修
    狙い:視認性・操作性の即時改善 対象:ボタン配置、フォント、余白など 期待効果:離脱率5〜10%改善
  • 施策2:JavaScript実装の技術支援
    狙い:動的機能の安定化と拡張性確保 対象:インタラクション、フォーム検証、アニメーション 期待効果:機能追加の内製化、エラー率低減
  • 施策3:CTA・導線設計の最適化
    狙い:問い合わせ・資料請求などのCVR向上 対象:CTAボタン、フォーム配置、導線設計 期待効果:CV率10〜15%向上
  • 施策4:レスポンシブ対応の見直し
    狙い:モバイル体験の向上 対象:スマートフォン・タブレット表示の最適化 期待効果:モバイル離脱率の改善
  • 施策5:サイト内検索・ナビゲーションの改善
    狙い:情報到達性の向上 対象:メニュー構造、検索機能、パンくずリスト 期待効果:サイト滞在時間の延長
  • 施策6:アクセシビリティ対応
    狙い:多様なユーザーへの対応と法令準拠 対象:キーボード操作、スクリーンリーダー対応 期待効果:ユーザー層の拡大、リスク低減
  • 施策7:パフォーマンス改善
    狙い:ページ読込速度の向上 対象:画像最適化、JS/CSSの圧縮、遅延読込 期待効果:離脱率改善、SEO評価向上
  • 施策8:継続改善体制の構築
    狙い:PDCAサイクルの確立 対象:定例レビュー、KPI設定、A/Bテスト体制 期待効果:持続的な成果向上

5. 優先順位付け(ICE)

施策 Impact Confidence Ease Score PoC要否
UI診断とクイックウィン改修 8 9 9 648 不要
JavaScript実装の技術支援 9 7 6 378 不要
CTA・導線設計の最適化 9 ? 7 - 必要
レスポンシブ対応の見直し 7 8 7 392 不要
サイト内検索・ナビゲーション改善 6 7 6 252 不要
アクセシビリティ対応 5 8 5 200 不要
パフォーマンス改善 7 8 8 448 不要
継続改善体制の構築 8 9 6 432 不要

※Impact/Confidence/Easeは各10点満点で評価。Scoreは3指標の積。Confidenceが「?」の施策はPoCで効果を検証します。

6. PoC(概念実証)

PoCの目的

CTA・導線設計の最適化については、実際のユーザー行動データが不足しているため効果の確実性が不明です。本格投資前に小規模な実証実験を行い、CV率向上の見込みを定量的に確認します。

PoC実施内容

PoC-1:CTA配置・デザインのA/Bテスト

  • 期間:2週間
  • 予算:5万円
  • 成果物:A/Bテスト結果レポート、最適パターンの提案書
  • 検証内容:CTAボタンの配置(上部/下部/固定)、色、文言を3パターン用意し、CV率を比較測定
  • 判断基準:CV率が既存比で15%以上向上した場合、全体展開を推奨

PoC総予算

合計5万円(コンサルティング想定月額20〜30万円の約20%以内)

7. 実行ロードマップ

Phase 0:PoC(2週間)

  • 期間:選定後即時着手、2週間
  • 予算:5万円
  • 主要成果物:A/BテストレポートおよびCTA最適化提案
  • GO/NOGO判断:CV率改善が確認できた場合、Phase 1へ進行

Phase 1:スポット改修(1ヶ月)

  • 期間:1ヶ月
  • 予算:15〜20万円
  • 主要成果物:UIクイックウィン改修(ボタン、余白、フォント)、JavaScript基礎実装支援
  • GO/NOGO判断:改修効果と協働体制を評価し、コンサル契約の可否を判断

Phase 2:要件定義・設計(1ヶ月)

  • 期間:1ヶ月
  • 予算:月額25万円(コンサル契約想定)
  • 主要成果物:全体UI/UX改善要件定義書、ワイヤーフレーム、技術仕様書
  • GO/NOGO判断:仕様合意後、Phase 3へ

Phase 3:実装・MVP構築(2ヶ月)

  • 期間:2ヶ月
  • 予算:月額25万円×2ヶ月=50万円
  • 主要成果物:JavaScript機能実装、レスポンシブ対応、CTA最適化の本実装
  • GO/NOGO判断:ステージング環境での検証を経て本番リリース判断

Phase 4:テスト・改善(1ヶ月)

  • 期間:1ヶ月
  • 予算:月額25万円
  • 主要成果物:ユーザビリティテスト、バグ修正、パフォーマンス最適化
  • GO/NOGO判断:KPI達成度を評価し、運用フェーズへ移行

Phase 5:運用改善・定着(継続)

  • 期間:継続
  • 予算:月額20〜25万円
  • 主要成果物:月次レポート、定例MTG、機能追加対応、KPIモニタリング
  • GO/NOGO判断:四半期ごとに契約継続可否を判断

ロードマップ総予算(初期6ヶ月)

約145〜170万円(PoC 5万円 + スポット改修 15〜20万円 + コンサル4ヶ月 100万円 + 運用1ヶ月 25万円)

8. 費用対効果(ROI試算)

ROI試算の前提(仮定)

現時点でROI探偵事務所のサイト運用に関する定量データが不足しているため、以下の仮定を置いて試算します。実測値が得られ次第、精緻化を行います。

仮定条件

  • 月間サイト訪問者数:1,000人(仮定)
  • 現在のCV率:2%(月間20件の問い合わせ)
  • 改善後のCV率:3%(+1%向上、月間30件)
  • 1件あたりの案件化率:30%
  • 1案件あたりの平均受注額:50万円
  • サイト運用担当者の改修工数削減:月10時間
  • 担当者時給換算:5,000円

効果試算

(1)CV増加による売上効果

  • CV増加件数:月10件
  • 案件化数:10件 × 30% = 3件/月
  • 月間売上増加:3件 × 50万円 = 150万円/月
  • 年間売上増加:150万円 × 12 = 1,800万円/年

(2)運用工数削減効果

  • 月間削減効果:10時間 × 5,000円 = 5万円/月
  • 年間削減効果:5万円 × 12 = 60万円/年

(3)総合効果

  • 年間効果合計:1,800万円 + 60万円 = 1,860万円/年

ROI計算

  • 投資額:約170万円(初期6ヶ月)
  • 年間効果:1,860万円
  • ROI:(1,860万円 ÷ 170万円)× 100 = 約1,094%/年
  • 投資回収期間:170万円 ÷ 155万円/月 = 約1.1ヶ月

実測・ヒアリングで確定させる項目

以下のデータを初回MTGまたはPoC期間中に取得し、ROI試算の精度を高めます。

  • 月間サイト訪問者数(GAなどアクセス解析データ)
  • 現在のCV率と問い合わせ件数
  • 案件化率および平均受注額
  • サイト運用担当者の現在の改修工数
  • UI改善による想定CV率向上幅(A/Bテスト結果をもとに精緻化)

補足

上記試算はあくまで仮定に基づく参考値です。実際の効果はサイトの状況、市場環境、施策内容により変動します。PoCおよび段階的な実装を通じて、効果を検証しながら進めることで投資リスクを最小化します。

9. まとめ・次のアクション

要点まとめ

  1. 結論:ROI探偵事務所のUI/UX改善により、CV率向上と運用工数削減が見込まれます。初期投資約170万円に対し、年間1,860万円の効果(ROI約1,094%)を想定しています。
  2. 優先施策:まずはスポット改修で即効性のあるUI改善とJavaScript実装支援を行い、効果を確認した上でコンサルティング契約へ移行する段階的アプローチを推奨します。
  3. 進め方:PoCでCTA最適化の効果を検証し、その後Phase 1〜5のロードマップに沿って段階的に実装・改善を進めます。各フェーズ終了時にGO/NOGO判断を行い、柔軟に計画を調整します。

次の一手

  • Step 1:無料相談・簡易診断の実施(サイト現状の詳細ヒアリング、GAデータ確認)
  • Step 2:PoC着手(CTA最適化A/Bテスト、2週間)
  • Step 3:PoC結果報告MTGおよびスポット改修の着手判断
  • Step 4:スポット改修実施後、コンサルティング契約の可否を協議

期待される成果

本提案を実行することで、ROI探偵事務所はユーザーにとって使いやすく信頼性の高いサイトへと進化し、問い合わせ増加と業務効率化を両立できます。段階的なアプローチにより、投資リスクを抑えつつ確実に成果を積み上げていくことが可能です。

次のステップ

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